狂犬は眠らない
やっとRoboZakが完成した。昨年2月からだから、約1年掛かった訳だ。なんて言いながら、体のバランス調整がまだ完全じゃない。プログラム上での調整と実体が少々ずれている。まァ、そのうち何とかなるだろう。原稿のチャック厭さに構ってちゃいけません。さてはて、ロボットはプログラムで調整すりゃいい訳だが、そうはいかないのが人間である。James Gradyの「MAD DOGS(狂犬は眠らない)」(三川基好訳、2007年12月15日発行、ハヤカワ文庫)は、まさに精神病院に入院中だった元スパイたちの物語である。これは相当に面白いと思っていた。でも、目立つところでは紹介されないだろうと高を括っていたら(早川さん、すいません)、日経新聞に先を越されてしまった。
精神科医のレオン・フリードマンが殺されたところから話は進展していく。
そこはアメリカ北東部、メイン州の人里離れた場所にある幽霊施設「大ガラスの城(RAVENS CASTLE)」。ここに入るのは難しい。スパイ、そして狂っていなければならない。そう、アメリカには<キャッスル>が必要らしい。なんせ、『アメリカ純正国産品が狂っていく』のだから。その5人も狂っていた(なぜ狂ったかは物語に書かれている)。5人の名はラッセル、ゼイン、エリック、ヘイリーにおれ(ヴィク)。彼らは脱走した。レオン・フリードマン殺害の謎を追う。いつ最悪の事態となるやら判らないままに、「ああ、なんという大芝居!響きと怒り、狂人のたわごとに充ち満ちた大河ドラマ。マルクス兄弟の映画からとびとびのシーンを抜き出してきたよう」な具合に物事は進む。重い背景もなんのその、そう彼らは何と言ってもスパイなのだ。そして結末は…、読んでみるしかありません。ところで、訳者あとがきに、James Gradyの1971年デビュー作「コンドルの6日間」はロバート・レッドフォード主演で映画化されたとあった。知らなかった。
RoboZak、完成を祝ってバンザイと羽ばたきをやらせてみました。


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