ジェネラル・ルージュの凱旋
「螺鈿迷宮」ではなかった。本線はこれだったのか。完全に謀られてしまった。海堂尊氏の「チーム・バチスタの栄光」シリーズは、第二作「ナイチンゲールの沈黙」に続き、「ジェネラル・ルージュの凱旋」(宝島社、2007年4月23日第1刷発行)へと繋がるのだった。別名愚痴外来の責任者であるグッチーこと田口公平、厚生労働省の役人であるロジカル・モンスターこと白鳥圭輔、氷姫こと姫宮勢揃い。「ナイチンゲールの沈黙」のストーリーを絡ませつつ、螺鈿迷宮への伏線もあると云う何やら結構なお話は、ジェネラル・ルージュの伝説を明らかにしていく。
東城大学医学部付属病院救命救急センターの速水部長は、モニタ画面に囲まれて何を考えていたのか。リスクマネジメント委員会やエシックス・コミティはどう動いてくるのか。しかしねぇ、エシックス・コミティの初代委員長は「空疎かつ豪華絢爛な修辞の使い手。決して結末に至らない文章を操る名手」だそうだ(其処彼処にいそうなタイプではあるが)。え、それがどう絡んでくるかだって。それは決まっているでしょう。白鳥の可愛い子ぶりっこではないが、「ひ・み・つ」ですよ(笑)。
【追記】アップして気が付いた。これは丁度400回目のエントリーだった。400回目は恩田陸さんの「朝日のように さわやかに」を紹介したかったのだが。
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