シャドウ・ゲーム
■John Creedの「The Day of the Dead(シャドウ・ゲーム)」(鎌田三平訳、新潮文庫、平成十八年二月一日発行)
帰り道、辛夷か白木蓮が風に揺れていた(揺れているので、どちらかよく判らない⇒下の写真)。風で散ってしまうことはなさそうだが、高いところで何とも健気だ。目は痒いし、何てこったい。気分はとってもgloomyなんて思っていたら、WBC準決勝で日本が勝っていたじゃありませんか。状況は突然amazing。ハハハ…、2回負けても、最後に勝てば良いのだ。決勝が残ってはいるが、取り敢えず嬉しいねぇ。と、この話だけでも良いのだが…、
昨日、宮部みゆきさんの「ドリームバスター3」を見つけた。前回が2003年3月だったので、久しぶりである。前作、前々作も読み返す必要がありそうだ。三浦展氏の「下流社会-新たな階層集団の出現」(光文社新書、2005年11月15日7刷発行)ほか数冊も読まなくちゃ。今週は東京国際アニメフェアもあるし、またまたブログが書けそうにない。溜まっていた本の紹介を少しでも消化しておこう。てなことで、「シャドウ・ゲーム」。
John Creed、久しぶりである。しかも、活躍(?)するのは、前作「The Sirius Crossing (シリウス・ファイル)」のジャック・ヴァレンタイン。まじめさの中に屈折した部分があった上に、英国秘密情報部を引退したせいか相当に草臥れた感じもしないではないが、まァ、いいことにしよう(人のことは言えないよな。筋力トレーニングでもしようかな、笑)。
友人のパオロ・カサグランデが訪ねてきた。娘を取り戻すために。ジャックはアメリカに向かった。「まるで入り口から出口まで、ずっと真っ暗闇だ」と言われ、「あんたの脳みそは爆弾で吹き飛ばされちまったのか」と聞かれるほど、相手のリチャード・ザバッラは危険な男だった。何が危険?かって、題名から考えてもらいたいねぇ。「The Day of the Dead」で、邦題(この邦題は良いかも)も「シャドウ・ゲーム」だよ。単なる麻薬組織のボスじゃあるまいて。
元IRAの闘士リーアム・メロウズ、ストリート・ディーラーのジーザスの助力を得て、ザバッラからアルバを取り戻そうとする。そこには、昔の彼女ディアドラもまた現れる。最初の電話は「反論を拒絶するような断固とした響き」で終わり、ジャックは「自己憐憫を、それにふさわしい、ちっぽけでみすぼらしい場所に押し込めた」のだった。でも、しかし、新たなゲームが始まったのだ。何故かしらね。
「十一月の最初の日は、メキシコでは特別な日なんだ」そうだ。十一月一日は万聖節、死者が戻ってくる日らしい。「ネクロポリス」の「アナザー・ヒル」じゃないが、死者が戻ってくると云うのはよくある話。だが、それが現実との折り合いでしかないのなら、少々悲しい話である。さて、ジャックたちの運命は、ゲームの行方は如何に。「古い世界はわたしの味方」と云うことになるのか。
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Comments
dさん、こんばんは。TB、ありがとうございます。
王ジャパンもすごいんですが、「花粉」に負けずに読書を続けるdさんにも、ある種の感動を覚える今日この頃です(笑。
ではでは。
Posted by: standard | Mar 20, 2006 at 22:10
standardさん、日本が優勝しましたね。素晴らしい。花粉にも勝てそうな気分(だけかな、笑)です。dより
Posted by: dawn | Mar 21, 2006 at 16:12