「死のサハラを脱出せよ」
■Clive Cusslerの「SAHARA(死のサハラを脱出せよ)」(中山善之訳、新潮文庫、平成17年4月25日八刷、1992年の作品)
最近の状態を振り返る。1月下旬から始まった花粉症が3月中旬に悪化。4月中旬にはスッと回復。回復したと思ったら、イライラ開始。始まりは何と野球を見に行った日であった(笑)。イライラ絶好調(こんな表現ありかな、笑)は5月10日頃。それから何と3週間もその状態が継続してたんだ(悪夢はダブルどころじゃないよ。Hさん、一昨昨日はそんなに不機嫌そうでしたか)。ハハハハ、そんな気分ともオサラバさ!(だからBASARA⇒SAHARA、関係ないか、笑)。5ヶ月間の鬱陶しさも終わったのだ。これからまた忙しくはなる。鬱陶しさの余韻も何となく残ってはいる(どうも古くなったせいか、直近の残渣がメモリに残るんだな)。でも、取り敢えず回復したぞと云うことで、まずは大人の御伽噺なんぞをご紹介。Clive Cussler、酔狂な作家だよね。
そう、大人の男にも御伽噺は必要さ。格好良くて、メカに強くてスポーツ万能、当然、美女にモテモテ。そんな男が決死の冒険旅行を繰り広げる。まァ、何と言いますか。「これがハリウッド映画ですね。カッコいいですね。怖いですね。このスリル、堪りませんね。それではさよなら、さよなら、さよなら」…、おっと失礼、これじゃ淀川長治さんですね。しかも終わっちゃいますね(嗚呼、懐かしい。この頃の映画評論は何だかな、溜息)。話はこれからでした。
6月渋谷東急他全国松竹・東急系にて灼熱のロードショー…「サハラ」なんて書いてあるので、ついつい(笑)。この話、最初の南部連合海軍甲鉄艦テキサス、キティ・マノックの失踪の話でめげちゃいけませんよ。Clive Cusslerはこの手のオタクなんだから、付き合ってあげなくちゃね。ただ、この手の話が好きな方は「The sea hunters(呪われた海底に迫れ)」(中山善之訳、新潮文庫、平成16年1月1日発行)をどうぞ。辛抱強く読んで下さい。
さて、お話はNUMA(国立海中海洋機関)のダーク・ピット、アル・ジョルディーノの冒険活劇。人類の危機に敢然と立ち向かうのだった。なんのことはないジェームズ・サンデッカー提督の無茶な計画に乗せられて、行ってしまうぞサハラ砂漠。「ピットは魅せられてしまった」なんて、たかが船じゃないか(とは言え、そうじゃなけりゃ話は進まない)。魅せられるのは船だけじゃないんだな、これが。美人の生化学者エバ・ロハスもちゃんと登場。「これでは、新入生歓迎ダンス・パーティで相手役の男性と顔を合わせた若い娘と少しも変わりがない」とか考えてしまう可愛い女性(当然、気も強い、笑)。
悪役もダブルで現れる。フランス人実業家イブ・マサルドにマリ共和国最高軍事評議会議長ザテブ・カジムのご両人。結構な悪役ぶりで、話を盛り上げる。さァ、ダークとアルは人類の危機を回避できるのか。そして、ダークとエバの運命は如何に。途中、変な場面やアラモ砦もどきも出て来るし、手に汗握りながら笑えること請け合いだ。それにしても国連事務総長の描き方がTom Clancyとこうも違うとは面白い。どちらも女性なのだが。時代の差かな。
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Comments
dawnさん、ブログにさっそくコメント下さってありがとうございます。
僕もdawnさんが紹介した本を去年の分からざっと拝見させてもらいました。
僕が読んだことがあるものはほとんどなかったのですが、石田衣良の作品がいくつか紹介されてましたね。
「娼年」「うつくしい子ども」なら僕も読んだことがあります。こんど「池袋ウエストゲートパーク」読んでみようかな。地元だし(笑)
これからも時々拝見させてもらいます。
Posted by: anedeo | May 28, 2005 at 23:56
カッスラー!ダーク・ピット!!!
( ̄□ ̄;)
出ました、命令・伝令系タイトル!!「・・せよ」「・・狙え」!!ほっといてくれーーー!つかオレこれ読んだ記憶があるです。でも確か同時期にデズモンド・バグリーの砂漠モノ(そんなジャンルあるんか?)の方が印象強くてタイトルしか覚えてない(恥)。映画化されてたんですねー。つーことは結構おもしろいはずなのになんで覚えてないんだろう?
冒険アクションモノのサブ・ジャンルとして「海洋モノ」「飛行機モノ(主にダコタモノ)」そしてこの「砂漠モノ」などがあるわけですが、オレは「高山モノ」、特に「雪山登山モノ」が結構好きです。数年前にあった日本映画のオダなんとか君のやつはあらすじ見たら「雪山登山モノ」の王道っぽかったのでかなり期待したのですが、残念ながら****でした。
夏場は雪山登山モノで冷房知らず!でもこの冬は雪で車が完全に埋まって、およそ6週間にわたって実生活が雪山登山モノっぽかったのはきつかったです(涙)。
Posted by: koolpaw | May 29, 2005 at 02:57
anedeoさん、こんにちは
逆にanedeoさんのお読みの本を私はあまり読んでいないようです。丁度良いですね。読書範囲が広がりそうなので、参考にさせて頂きたいと思ってます。ではまた。dより
Posted by: dawn | May 29, 2005 at 13:30
koolpawさん、こんにちは
実は私はこの作品はじめて読んだんですよ。カッスラーの作品は大抵読んでいると思っていたので驚きです。しかも彼のオタクの極地みたいな作品なんですね。ハヤカワではないので(笑)、是非再読してみて下さい。dより
Posted by: dawn | May 29, 2005 at 13:34
d様、やっと時間ができまして、一日遅れのコメント陳謝いたします。
もちろん今回、ご紹介の作品は既読ですが、ダーク・ピット、アル・ジョルディーノ、懐かしい方々です=最近、カッスラーは読んでいない=トム・クランシーも同様(でも作品に関係なくダーク・ピットは私の心の中のヒーローの一人なのです)。
koolpaw様、「雪山登山モノ」といえば真保氏のホワイトアウトなどが良かったですが、映画は・・・
(TBの「野球について」、何ともいえませんが騒動だけは起こさないで下さいね、d様)
Posted by: 小島愛一郎 | May 29, 2005 at 15:33
小島さん、こんにちは
カッスラーの新しいのが出てますよ。「オデッセイの脅威を暴け」です。またしても、koolpawさんの仰る「命令・伝令系タイトル」ではありますが。dより
Posted by: dawn | May 29, 2005 at 15:50
おはよございます
(-_-)ZZZzzzz
夕方から眠って夜中に起きるという生活時間になっておりますが、それでも朝日が昇ると再度眠気が。カンガルー野郎から「起きろ!お前は寝てばっかりいてネコか!?」とIMで文句言われっぱなしです。寝てばっかりはコアラだろう、奴ら一日20時間寝るらしいじゃないかと反論しますが。
で、「命令・伝令系タイトル」なんですが、『タイタニックをひきあげろ』がかれこれ30年くらい前ですよね?ちゅーことはまさか同じ人間がずーっと担当しているわけがない。やはりこれは何か伝統芸の一種として出版業界で不可侵のものになっているのでしょうか?そのあたり是非ともお顔の広い本屋さんの回し者、死の商人dawnさんに調査をお願いしたいところなのですが。
大学新卒で「オレが将来命令タイトルつける!」と編集者目指してはいるやついるとかなのかな?後輩の一人にものすごいコアなハヤカワ・マニアがいて、確かそいつ本当にハヤカワに就職したはずです。新潮はともかくハヤカワとか創元とか濃ゆいやつらばっかそうでできょわいです。
あいつポケ・ミスとか死ぬほど持ってるって噂あったな。。。文庫ならまだしもポケ・ミス・・・。濃すぎます。
Posted by: koolpaw | May 30, 2005 at 07:06
koolpawさん、おはようございます。
眠ってばかりいるのは我が愛犬です(笑)。
伝統芸…、そうかもしれませんね。調べてみましょう。それにしても最近の邦題は、本を読んでるのかなと思うものもありますね(いいけど、笑)。dより
Posted by: dawn | May 30, 2005 at 08:57