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花の宴&ラ・トゥール展

「春風の 花をちらすと 見る夢は 覚めても胸の さわぐなりけり」(西行)。そう云う胸騒ぎがして、昨日は花見に行ってしまった(相当に躊躇しましたが、笑)。夕方からの風に予感は見事に的中。行っておいてよかった。お昼過ぎから、しっかりマスクで防御して(koolpawさんの言うように、なんて胡散臭いんだろうとは思いつつ)、谷中の墓地、上野公園、不忍池、根津神社と回ってきました(花の宴参照)。花の下は大変な人込みで、静かに酒を飲むどころか、花の下では写真撮影もままならない。これはこれで花見の醍醐味、嬉しくなってしまった。加えて、国立西洋美術館にて「Georges de La Tour展」を開催中だった。桜の幽玄さとLa Tourの光と影とはうまい組み合わせで、私はにんまりしてしまった。同展示は5月29日まで開催している。

sakura08ところで、花の下での酒は断念、精養軒にて一杯やった。シャリアピン・ステーキを肴に日本酒と云うのも、なかなかに乙なものです。テラスから桜を見ながら、のんびりと時の過ぎていくのを楽しんだ。出来れば、デザートとおしゃべりばかりの小母さんたちがいなければとは思いつつ、すっかり腰を落ち着けてしまいましたね。少し日が翳ってきたところで、上野の山を下りた。不忍池の屋台の人込みの中を歩いたが、何となく江戸の風情を感じる。人は変わり、風景も相当に変わっているだろう。でも、桜の精がそう感じさせるのかもしれない。夕方の根津神社の桜にはなお何かを感じる。

latour04一杯やる前に寄った「Georges de La Tour展」。白昼の桜は真実を語るのか?夜の闇に白く輝く桜が太古の姿を見せるのか?同様に、光と影の芸術家であるLa Tour(1593~1652)は不思議な画家である。チケットに出ている「聖ヨセフの夢」、光のなかに浮かぶ天使は真実か?はたまた夢現の幻影か?表面的な動きより画布の片隅に丹念に描かれた細部が本質を物語るのか。伏目がちな目線は様々な思いを伝え(人だけではない。「犬を連れたヴィエル弾き」の犬の眼は雄弁だ。)、私の心を揺り動かす。

latour05「ダイヤのエースを持ついかさま師」では中央に「某放送会社」、酒を注ぐ「某ラジオ会社」、のほほんとした「某社社長」に、何やらいかさまをしているsomebody、なんて冗談は別として、「荒野の洗礼者聖ヨハネ」の背後の闇には何が潜むのだろうか。「書物のあるマグダラのマリア」ではマグダラと髑髏との関係は何か。参考と言うほどではないが、岡田温司氏の「マグダラのマリア(エロスとアガペーの聖女)」(中公文庫、2005年1月25日初版)もある。「蚤をとる女」の蚤を探すのも面白いが、幾重にも疑問が生まれてくるLa Tourは確かに魅力的だ。latour06さて、光と闇、桜の生と死など考えば、そこには何やらエロスの香りが漂う。また、3世紀近く不可解な忘却の闇に潜んでいたロレーヌのLa tourを再び蘇らせたのはドイツ人のヘルマン・フォスである。

aoike02と云うことで、序にエーベルバッハ少佐にもご登場頂こう(酷いこじつけだね、笑)。青池保子さんの「エロイカより愛をこめて」第31巻(秋田書店プリンセスコミック)が平成17年3月15日に発行されていた。今回は番外編。まずは前巻までの「ビザンチン迷路」の番外編です。あの事故死したはずの元KGB工作員「大鴉」を巡り、「エーベルバッハ少佐」ご一行、「仔熊のミーシャ」ご一行にビザンチンの美術品を探しにイスタンブールにやって来た「エロイカ伯爵」ご一行も絡むお話の番外編です。番外編なので「仔熊のミーシャ」も出ないし、長閑な話題が多い。でも、久々にあのSISのチャールズ・ロレンスが登場するし、エーベルバッハ少佐の丹念なケーキ作りも見ることが出来ます。最後は肩の凝らないところで、花粉症対策と致しました。

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Comments

dさん!(汗
こんにちは!

僕も週末はお花見に行ってきました!
もちろん、花粉症の薬を飲んで(><)

人ごみの中楽しむ桜も、
静かに楽しむ桜も、
どちらもいいですよね☆

会社の前の桜も、
金曜には咲いていたのに、
今日はもう全て散っていました。

この週末が一番いいタイミングだったんですね♪

Posted by: seiG | Apr 11, 2005 at 11:47

seiGさん、こんにちは
花見は良いですね。お互い花粉症なのに頑張りましたね(笑)。dより

Posted by: dawn | Apr 11, 2005 at 12:20

dawnさん、お花見できたんですね。桜の下でなくても、花をめでれば立派なお花見ですね。たまには、のんびりと… 私も花粉症なのでちょっとつらかったですが。

Posted by: ガ島通信 | Apr 12, 2005 at 17:34

ガ島通信さん、こんばんは
花見と云うのは様々な側面があり、とても良いものですね。私の場合には仰る通りのんびりと色々なことが頭に浮かぶのを楽しみながら酒を飲むと云う楽しみです。それにしても花粉症を気にしながらと云うのも…、まァ、いいかな(笑)。dより

Posted by: dawn | Apr 13, 2005 at 01:15

>頭に浮かぶのを楽しみながら酒を飲むと云う楽しみです

つまり「飲む」と。
( ̄□ ̄;)

ふと思ったのですが、花粉症で内服薬なんかを飲んでる場合、アルコールの服用にキケンはないんですかね?

Posted by: koolpaw | Apr 13, 2005 at 03:04

koolpawさん、おはようございます。
花粉症内服薬服用中のアルコールキケンについて?、聞いたことありませんね(と云うか、聞かないことにしてます、笑)。少々ボ~ッとするような気もしますが、お酒のせいでしょう(笑)。dより

Posted by: dawn | Apr 13, 2005 at 08:11

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