「スパイズ・ライフ」
■Title: A Spy's Life (邦題「スパイズ・ライフ」上・下) Author: Henry Porter 二宮磬訳 (新潮文庫)、平成17年2月1日発行
スパイ小説でHenry Porterと云う作家は初めてだ。最近、MI6関連ではBrian Freemantleの作品は欠かせないし、そのほかJeffrey Archer、John Le Carre、Ken Follettなどの作品は必ず読むことにしている。この分だと、冷戦中に活躍した元スパイたちの物語が生きてる間は楽しめそうだ。
時は1980年代、MI6エージェントのロバート・ハートランドはポーランド、チェコスロバキアで活躍した。現在、彼は国連で働いている。飛行機事故が起こる。彼は唯一の生存者だった。事故は大型ジェット機の後方過流によるものとの見方があった。
事故機には友人アラン・グリズウォルドが同乗していた。ハートランドは彼が追い求めていたボスニアでの戦争犯罪調査を追う。途中、彼は思う「しかし、これを追求する気がまえが自分にどこまでできているだろう?結局のところ、どんな意味があるというのか?」。彼も既に「首をまわして、列車に映る自分の顔を見つめた。やつれた顔をした中年男が見つめ返してきた」なんて云う疲れた中年男だ。 どうもこの頃、中年男の悲哀を書いたものが多いな。中年男性は哀れみの対象か?50代は疲れているので(ご同輩、すまぬ)、40代の諸兄、頑張って欲しい。
それはさておき、ハートランド、彼の子供だと言うトマス・ラース、元恋人エヴァ・フーレシュらも、戦争犯罪者そして各国諜報機関の後方過流によって失速するのか。元MI6の同僚たち、ザ・バード、メイシー・ハープ(彼らはいいね。「悪魔の選択」などのFrederick Forsythが好きそうなプロ!)などの助けもある。しかし、中年男は少々動作が鈍くなっている。シリアスな描写も多く、結末は最後まで判らない。黒幕は果たして誰か?謎の人物リプニックとは?
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Comments
こんばんは。
基本的にdawn様は、歴史小説が主体と思っていたのですが、スパイ小説関連も
お好みということで嬉しい限りです。(実は歴史小説、私は苦手なのです、登場人物の
名前を覚えるのが苦手で)
フリーマントル、アーチャー、ル・カレ、フォーサイスなど、大御所ばかりですね。
ということで、今回、ご紹介いただいた書籍、私も初耳なので、探してみます。
ル・カレは、ちょっと文章が難解なので、苦手な部類ですが。
アーチャーは、小説・映画とも「ケインとアベル」が最も好きですが。
いや、これ以上はお邪魔になるのでやめておきますが、読書は素晴らしい。
ということで、私も引き続き、読書いたします(まったくの政治関連の書籍ですが)
Posted by: 小島愛一郎 | Feb 13, 2005 at 21:52
こんばんは
コメント有難うございます。
さァ、今日は寝ようかなと思っていたところ
です。私の紹介した本の一覧が右サイドバー
のBooks Link の中にあります。最も好きな
ジャンルはSF&Fantasyなんですよ。スパイ
小説は今やFantasyの分野かな。dawnより
Posted by: dawn | Feb 13, 2005 at 22:32