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「参加型ジャーナリズム」について

参加型ジャーナリズムと云うのは難しい問題を孕んでいるように思われます。

私などがblog等で書いているのは単なる感想です。感想と報道とは、その基盤を、主観に置くのか、客観に置くのかと云う点に於いて、大きな違いがあります。主観的なものが集合体として動くと何が起こるのか、これは今までの歴史が証明しているところです。当然ながら、客観性を追及するのは極めて難しいことではあり、完全なる客観性と云うのは、究極のところ不可能なものです。しかし、それを追い求めることこそ、私の浅薄な理解ですが、専門性であり、職業としての在り方ではないかと思います(新聞社等の試験に通ったからといって、職業としてのジャーナリストではないことは言わずもがなのことでしょう)。しかしながら、現在、表面的には客観的な体裁を採りながら、その実、マスメディアの主観が大きく働いているような紙面や報道が大半です。しかも、それが著しいために、読者、視聴者がすぐに判ってしまう。主義主張を書くのであれば、社説でもって、誘導的な文章ではなく、ストレートに署名入りで書けば良い訳です。このような状況が一般の方々のマスメディアに対する不信感に繋がっているように感じます。従って、このような現状を変えると云う意味で、プロの自覚を持った人々が、フリーに取材し、その結果が参加型のものになることはジャーナリズムの一形態かもしれませんが、無差別な参加型ジャーナリズムと云うものには、繰り返しになりますが、相当な危惧を感じるところであり、そのようなものがジャーナリズムと呼べるのか疑問を感じます。「ネットは新聞を殺すのかblog」をほんのちょっと読んだだけで、誠に僭越ですが、私の感想です。

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前回のデーブ・ワイナー氏のインタビュー記事をめぐって、実は小さな論争が起こったことがある。このインタビュー記事は拙著の中で紹介したのだが、このワイナー氏の考え方... [Read More]

Tracked on Aug 13, 2004 at 22:30

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